#てつがくのドンカラス

それでは皆さん元気よく!不意打ち追い討ち?桜内!得意な技は?タイプ不一致!

つよくて かっこいい 

 キャラクターの魅力と、キャラクターを推しになる理由って微妙に違っているものだと思います。

 

 例えば、私のスーパースター!!の推しはきな子で、その魅力は大胆なところだったり、どんな困難にも立ち向かって必死に乗り越えようとする一生懸命さだったり、言葉にならないような感情をあえて言葉にしないことを選択できる感性だったり、出逢いや別れを受け入れて流れるように変わって行くところだったりと色々あるんですけど、同じ要素を持っている子が他シリーズで推しになっているとは限りません。

 

 

 例えば、「一生懸命」なら歩夢ちゃんも持っている属性だと思います。しかし、その程度の被りなら、同じ「一生懸命」属性を持つ花陽やルビィ、花帆にも同じことが言えます。「大胆さ」なら穂乃果やルビィでも同じことが言えそうですね。

 その子たちを「推してない」とは言いませんが、ライブのペンライトの色を考えた時、真姫や梨子を差し置いてその子たちの色を振ることはありません。(花帆はスリーズブーケなので振ってるんですが)

 

 逆に、感性とか、出逢いや別れを受け入れて変わって行くところに着目すると、真姫、梨子、歩夢ちゃん、きな子、アンズ、ヨハネ/ライラプス、梢と並べたときに共通するポイントです。だから、そういう要素を持っているキャラクターはだいたい私が好きになるキャラクターなのでしょう。

 (これに関しては、私が梨子から影響を受けた結果そうしたものを好むようになっているからかもしれません。)

 

 

 

 

 それに対して、「一生懸命」で「大胆」なところが好きなのは、基本的には、「その要素を持っているのがきな子だから」だと言えそうです。

 

 

 

 きな子だからというより、スーパースター!!だから、という方が近いかもしれませんが、おそらく自分のスーパースター!!を見るときの視点が、葉月恋の視点に近いんだと思います。

 元々、「一生懸命」「大胆」以外の要素できな子と恋は共通点が多く、またそれらが梨子から影響を受けて私の人格に近いものとなっているため、なんとなく恋に関しては共感度が高くて、その描かれ方もすごく好きなんですよね。

 そんな感じだと、かのんとかメイみたいに、「恋に手を差し伸べた人」を推してそうな感じもするんですけど、そっち側ではなくて、むしろ「恋の想いを引き継ぐ人」が好きになったのは、自分とスーパースター!!の立ち位置が大きく影響しているんだと思います。

 

 

 「ラブライブ!シリーズから夢を貰った」という人はたくさんいます。スーパースター!!も例外ではありません。自分の周りにも、そういう人はたくさんいます。

 でも、自分にとって、ラブライブ!スーパースター!!はそういう立ち位置ではありませんでした。

 これは別にネガティブな意味ではなくて、単純に、自分にとってそういう立ち位置の作品がラブライブ!サンシャイン!!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会だった、というだけのことです。

 

 こういうのが好きだな、こういう感じのことやりたいな、というイメージをくれたのがサンシャイン!!で、こういう感じの人になりたいな、と思った人が梨子でした。

 そして、サンシャイン!!から貰ったそういうイメージを、どうやったら実現できるかを教えてくれて、そして「あなたはそういう人だよ」と背中を推してくれたのが虹ヶ咲でした。

 

 この2作品は明確に私の人格形成に影響を与えているため、憧れた人だったりとか、憧れた姿になりたいと思う私に手を差し伸べてくれるキャラクターを好きになるのは当然なのですが、たぶん今の私はこの2作品の影響で落ち着くところに落ち着いた感じもあるため、他シリーズの立ち位置はこういう感じじゃないんですよね。

 

 

かのん役の伊達さゆりさんが、「元々は心理カウンセラーが夢」とインタビューに答えているのを呼んだ時は、目指したい姿に近い職種なのもあり「マジか!」と思いましたし、心の支えのひとつになっていますが、一旦それは置いておきましょう。

 

 私はここで「ラブライブ!スーパースター!!から夢を貰った」とは言いません。

 ですが、別に夢を与えたりするだけがラブライブ!ではありません。至極当然で当たり前のことなのですが、ラブライブ!は面白くて楽しい作品です。

 だから、ここで敢えて言うなら、自分にとってスーパースター!!は、夢をくれるから見てるんじゃないんですよね。面白いから見てるんです。

 そして、なりたいイメージがあって、そうなるために悩んだり迷ったりするみたいな経験を一応経ているからこそ、「何かをくれる人」より、「何かを頑張ってる人」のほうが好きになりやすいんですよね。もっと言えば、梨子や歩夢ちゃんに影響されている時点で「夢を追いかけてる最中の人」はクリティカルだったりします。

 

 で、このスタイルでなおかつ恋に感性が近いからこそ、きな子がすごく刺さるんですよね。

 恋がそれを大切にしているように、「同じ場所で想いが繋がっていてほしい」という願いって素敵だなと思っているからこそ、

 

きっと伝わると思うんです。

大変でもやりたいことを続けていれば、その先にある楽しさは大きくなるって。

みんなが一緒にやってみたいって思うものがつくれるんじゃないかって、そう思うんす!

 

 

こんなの言われたら好きになるだろ~~~!!!っていう。

 しかも、その願いを実現するために、一見身の丈に合わないようなことでも一生懸命頑張って必死についてきてくれるんですよね。尊すぎるだろ。

 

 そして、必死についてくるだけじゃなくて、ちゃんと自信も付いてくるキャラクターなので、できることに関しては結構大胆だったりするんですけど、後輩が自信満々に何かをしているのって、単純に可愛いんですよね。

 しかも、後輩属性を持っているのに、「大胆」属性があることで、いつまでも先輩に支えられているだけじゃなくて、自分の力で何かを成し遂げることだってちゃんとできるんだなっていう安心感もあります。

 これが本当に好きなポイントで、「手がかかる後輩だ~私が支えてあげなきゃ~」みたいな感情と、「うちのきな子はすげーんだぞ」みたいな感情を同時に味わうことができます。

 

 纏めると、自分が既にラブライブ!から「貰った」側の人間で、この作品を「面白い!」「楽しい!」で見ているからこそ、現在進行形でラブライブ!の世界の中で先輩に追いつこうと必死な姿が尊くて、そしてどこにでも安心して出せる自慢の後輩の姿をかっこいいな、そんなきな子が好きだなって思える。

 そんな感じなんだと思います。

 

 

 

 

 

 もうひとつ、きな子の「一生懸命」で「大胆」なところを私が好きだなと思える理由があって、それは彼女を演じているのが鈴原希実さんだからです。

 

 

 実は、アニメ2期を終えた時点では、自分の中でかのん、きな子、恋が横並びで、3rdとかは恋のブレードを振っていたんですけど、その中からきな子が一抜けしたのは、鈴原希実さんのパフォーマンスがきっかけでした。

 

 

 個人番組を追っているわけではないので、詳しくはないのですが、少なくともきな子を演じている時の彼女は、かなり観念的、抽象的にキャラクターを理解しているんだなと思います。

 もう少し具体的に言うと、彼女は「一生懸命頑張るきな子は何をするだろう?」「きな子は大胆なときに何をするだろう?」みたいな考え方はしていないと思うんですよね。

 彼女が見せる姿はただ「一生懸命な姿」、「大胆な姿」に尽きます。

「鈴原希実さんが一生懸命で大胆な姿を見せていれば、それは桜小路きな子の姿になる」って、それぐらいに考えているんだと思います。

これが私にめっちゃくちゃ刺さるんですよね。

 

 

 実際、私がきな子のことを好きなのは「一生懸命だから」「大胆だから」であって、きな子が実際何をしているかというのは、それがただ具体的な行動に現れているにすぎません。

 そして、私は別に「こういう行動が好き」っていうわけじゃないんですよね。

例えば、アニメできな子が先輩に舐めたことを言っていると、「大胆だな」と思います。それですみれに頬を引っ張られたりしていると可愛いなって思います。

 

 

 ですが、仮に同じことを鈴原希実さんがやっても「大胆だな」とは思いません。アニメの行動をなぞっただけの発言はあくまで「大胆さを演技する」のであって、そこに「大胆さ」はありません。あくまでそれはきな子の真似をしている人がいるだけで、そこにきな子がいるなとは思いません。

 

 それに対して、例えば4thライブで彼女が「手を離さない」と発言した時は、「きな子だ!」と思いました。

その発言を聞いた時の「この人が一緒なら大丈夫」という安心感とか、聞きようによってはドキッとするような言い回しだとか、そういう鈴原希実さんの大胆でかっこいい姿に、そのまま2期を終えて自身も実力も付けたきな子の姿が重なって、鈴原希実さんの生き様のなかに桜小路きな子がいるその姿を見て、きな子が一番好きだなと思ったのを覚えています。

 

 

 キャラクターと感性が近かったり、キャラクターと生き様が重なるキャストは他にもたくさんいるんですけど、鈴原希実さんのこの感じは自分にとって理想でした。

違うことをやっているのに、見た目も似てるわけじゃないのに、その人となりの中にキャラクターの姿がくっきりと映っていて、ずっと見ていれば「あっ、今のきな子じゃん」という発見がどんどん多くなっていく感じがめっちゃくちゃいいんですよね。

 

 あと、キャラもキャストもそうなんですけど、努力するのに頭使ってる人は問答無用で好感度が高くなるので、彼女のパフォーマンスが比較的創意工夫試行錯誤が分かりやすい性質のものが多いのも好きなポイントです。

 

 

 

 

 全部まとめると、たくさんあるきな子の魅力たちが、自分にとって好きな理由になっているのは、私がラブライブ!から何かを「既に貰った」立ち位置から「面白く」て「楽しい」趣味としてこの作品を見ていることと、そんなきな子の魅力を鈴原希実さんがかなり抽象的で観念的に捉えていて、その生きざまに反映するような形で演じているからかなと思います。

 

 

 

 

あとがき

 

こ〇まりさん「今年桜小路きな子の誕生日記事書くんですよ」

の〇ぴ「黒鷺さんきな子推しなのにブログ書かないの?」

わたし「今年もうきな子関連2つ書いてるから弾切れなんだが?」

 

 

darkphoenix505pianoles.hatenablog.com

 

www.pixiv.net

 

 

きな子誕朝わたし「書くこと思いついた」

 

 みたいな感じでノリと勢いで書きました。

 自分の気持ちだから特に考えることもなかったんですけど、だいぶ前に書いたのと被るな……とは思います。

 今年の推し誕はこんな感じでいこうかな。

 

 それでは。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 きな子ちゃん、誕生日おめでとう

 あなたの一生懸命なところと、ステージ上で見せる強くてかっこいい姿が大好きです。

 これからもかっこよくて可愛い姿をいっぱい見せてね。