#てつがくのドンカラス

それでは皆さん元気よく!不意打ち追い討ち?桜内!得意な技は?タイプ不一致!

逢田さんのアニサマの話

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アニサマよそれでいいのか - マークソの雑記

 推し以外のアーティストに対して、推しを理解するための比較対象以外の認識がないため、アニサマとかクソほど興味がないし、この記事自体も本人が雑記と予防線を張る(それはそれでダサいなとは思うが)ぐらいには論理としては弱い(というか論証が存在しない)ものではあるが、1つ面白い観点があったので、そこから話を広げてみようと思う。

 

 逢田梨香子にはストーリーが無い。

 

 字面だけ見るとまあムカつくよねって話。まあそらそうだけど、でも、たぶん逢田さんが好きな人って、別に彼女の背景だとかそういうのに惚れ込んでるようには見えなくて。

 一応補足しておくと、「見えない」って書くと、「私には見えます。そして正しいのは私です」って言われると、これは一応論理的に成立してしまうのでマジで何も言い返せなくなる。だから、一応根拠を上げておくと、毎週日曜の22:00から放送されている、『逢田梨香子のRARARadio』。写真集で語られたような、彼女の背景を前に出すというよりかは、逢田さん自身のポテンシャルや人となりでコメントをバッサバッサ斬り飛ばしていくのが魅力で、定期コーナーの構成的にそれを売りにしている事が読み取れる。

 

 だから、たぶん逢田梨香子さんって、ストーリーで売る人間じゃないと言える。仮にストーリーがあったとしても、それって別に本質的なとこじゃないだろう。「あいつはゴールキーパーだけどドリブルが上手い」って事と、「あいつはドリブルが上手いから強い」は全く違うことだ。そらまあドリブルできた方が強いけど、別にゴールキーパーってドリブルするためにいないよねって話。

 

 ここ、後日もっといいのを思いついたので変えました。

 

 じゃあ、お前のいうゴールキーパーのガードの部分は、逢田梨香子さんの中のどういうとこなんだよって話。逢田梨香子さんって何を売りにしてるんだよって所について。

 人間の中には、訳の分からんパワーのあるカリスマが存在して、それはイレギュラーだが暴力的な数値のステータスとして計算されるだろう。例えば、ムハンマド。基本的に宗教の始祖はみんなそうだが、彼は顕著だし、一般教養レベルで理解して貰えそうだ。聖典であるコーランは彼の行動を書き記した物であるが、なんでこいつのやる事は今でも絶対的ルールとして信仰されてるんだ?というかなんで当時の奴らはこいつに着いて行ってたんだ?色々要因はあるだろうが、それらを引括めてカリスマ性と言い換える事は可能だ。

 逢田梨香子さんはその手の人間だ。逢田さんを売り出す側もそれを生かした売り方をしているし、ファンもそれに魅力されて止まない。例えば、RARARadioに、送られてきた写真が有名人とどのくらい似ているかを逢田さんが判定するコーナーがある。だが、視聴者は写真を見る事は出来ない。どう考えてもクソ企画だ。面白いわけがないだろう。

 でも、あの企画が面白いのは、逢田さんがハナから「似てねえよ」ってバッサリ斬る気で話を進めるっていう所もあるが、純粋に反応が面白い。どういう思考回路してたらそんな発想になるんだろうっていう不思議さに虜になる。

 これに限った話ではなく、これを書いている時にいきなり逢田さんがRTして慌てて消したであろう海外の喜劇のワンシーンだったりとか。今日あの人リリイベあるんですよ。何してんの?マジで意味分かんないよあの人。こういう意味の分からなさを魅力として発信し続けているし、ファンもそれに魅了されている。それが今の逢田梨香子さんと言えるだろう。

 

 ちなみに余談だが、別に不思議なだけでカリスマ性は生まれる訳ではなく、それと同時に彼女は芯の強さを持ち合わせている。ラブライブ!作中では主にそちらに焦点が当たっているので、これもステータスとして数えられるだろう。例えば、アニメ2期12話『光の海』のワンシーンは、確かにそこにいるのは桜内梨子であるが、その意思は迫真の演技で語られ、それは作品に本気で向き合う彼女の強さ無しに生み出す事は出来ない物だろう。

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 ストーリーで勝負する他のアーティストを否定はしないが、別にそれだけがステータスじゃないよなって話。ストーリーってある意味形容詞だし。逢田梨香子さんっていう形容されない名詞自体が商品になるならそれでいいじゃないかって思う。

 

 話はズレるけど、最初アニサマの知らせを聞いた時、たぶん自分もみんなと同じ反応をしていて。なんで?意味分からん?ってのが最初の感想で。なんか推しがソロデビューすると思ったらいきなりやばい舞台に立ってるみたいな。

 この感覚は、さっき書いたこの人意味分からんってのと、この人強いってのが合わさった感覚で、覇道を行くというか、産まれ持った理不尽なまでのカリスマ性で、バッサバッサ道を切り開いて行くんだろうなって。なんでこの人がここに来るの?ってのは真っ当な意見だと思うけど、でもそれが逢田さんの魅力の本質だと確信している。ある意味高坂穂乃果を後ろから眺めている感覚で、圧倒的ステータスで眼前の壁を粉砕していく高坂穂乃果率いるμ'sに例える事だって可能だ。それに対して、自分たちの歩んできたストーリーをステータスとして戦うAqours。この対比を今出すのは少し皮肉かな。

 

 結局、逢田梨香子さんにストーリーはないかもしれないけれど、彼女にはそれに匹敵する圧倒的カリスマ性があり、それで売っている訳なので、資格が無いとかそういう事じゃなくて、マイケルジャクソンが突然ゲストとして現れたぐらいに考えるのが適切なのだろう。

 あの場にいる人たちが、彼女の理不尽なまでのカリスマ性に魅了され、自然と拍手している事を祈っている。そして、そうやってもぎ取ったものがいつか彼女のストーリーとなっていくのだろう。そしたら無敵だよなって。FUTURE LINEの先にある最強逢田梨香子。彼女にはその覇道の主人公になる資格があると、多くの人が確信している事を、今の彼女自身の立ち位置が証明しているだろう。

 

 彼女の魅力を見つめ直すいい機会だったので、アニメロサマーライブ及び、引用した記事の著者に感謝の意を示しておく。

 

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